第35回日本運動器科学会

ご挨拶

竹下 克志(自治医科大学整形外科)

この度、第35日本運動器科学会を担当させていただきます、自治医科大学整形外科の竹下克志です。大変光栄に存じます。2024年(令和6年)7月6日(土)、7日(日)に開催させていただくこととなりました。場所は栃木県宇都宮駅に隣接するライトキューブ宇都宮です。

本学会の特色といえば、運動器の診療を意識した研究そして臨床にあります。なかでも日本整形外科学会と連携して進めてきたロコモの推進がその中核となります。2022年には日本医学会連合からロコモ・フレイルを克服のための医学会宣言が発出され、人生100年自体を念頭に置いてこどもから後期高齢者に至る全世代の運動機能に医学会全体の注目が広がっております。さらに将来を見据える医学教育モデル・コア・カリキュラムが令和4年度に改訂され、ロコモがフレイルやサルコペニアと並び医学生の理解が必須となったことで、今後の診療にも欠かせないキーワードとなっております。

もう一つの特徴は医師に留まらず理学療法を中心としたリハビリテーションに関わる医療スタッフを重視していることです。従って参加者も医師とともに理学療法士やセラピストの参加が必須であり、今回の学会でも非医師の参加を積極的に募りたいと考えております。

テーマは“痛みとロコモ”、といたしました。整形外科疾患における2大アウトカムが運動機能と痛みであることは広く知られています。さらに健常者であっても外傷やコロナで見られた強制的な運動制限でも痛みを伴うことで運動器機能の低下が悪化しやすくなりますし、がん診療をはじめとする他科疾患においても痛みを契機としてロコモ度の進行が珍しくありません。

宇都宮は東京駅から新幹線で48分です。なお、節約に励む方でも普通列車に乗って1時間50分で到着します。学会を堪能すると同時に風光明媚な自然を満喫できる栃木で美味しい餃子を味わっていただければと存じます。

第35日本運動器科学会
会長 竹下 克志
(自治医科大学整形外科)

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